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2007.08.15 (Wed)

DeadStreamDay 

駆仁彦「運がよかったなぁ・・・ 俺様の本気が見れるなんてよぉ!!

食らえ!」
翔「やめろおおおおおおおお!!」

俺「・・・という事で、今夜も大変ですね」
瑠衣「大変なのは君の頭だけだよ。」
俺「いやー、実はこの先の展開 迷ってるんですよ」
瑠衣「ふむー・・・ マイナスを生かすか ハッピーにいくか」
俺「マイナスでいいかなー って思ってるんですよ ぶっちゃけ」
瑠衣「ま、そうじゃないと話続かないからなぁ」
俺「ういっす、クオリティのためには・・・ くふー」

【More・・・】




生徒会室・・・ってどこだ?
時は昼飯時、大体の生徒は学食へ向かっている。
だから、今が人目に付かず移動できるチャンスなのだが・・・
生徒会室がどこだかわかんねぇ。
しかも周りに教師がいねぇ、
会長に引っ張られて連れてかれたからなぁ・・どーも

しょうがない、案内板かなんかがどっかに・・・。
階段付近にあったかな?
翔「おー・・あったあった」
・・・。
どうやら、3年の教室の前を通らなきゃいけないらしい。
・・・ま、何事も無ければいいが・・・。


遥「うにっ んじゃそろそろボーズも来るだろうし、アタシわ
退散するよーん」
胡桃「えっ?遥も一緒に食べないのか?」
遥「にゃーんで、お二人を邪魔しないとならんのだー
夫婦水入らず ってにぇ」
胡桃「あっ!遥待てっ!・・・行ってしまったか」
・・・夫婦水入らず・・・違う、違うぞ遥。
彼は、私を友達だと思っているんだからな・・・。

うーむ、なんか緊張してしまうな・・・。
大丈夫、弁当の出来はかなり良いほうだから。


「あ、てめぇ!」
・・・っていう事でエンカウント。
チャラそうで頭の悪そうな3年か
翔「はい?なんすか?」
「昨日胡桃ちゃんに手ぇ出した奴じゃねぇか!
おーい!井上ちゃーん!こいつだよこいつ!」
井上と呼ばれた男が 教室から出てきた。

金髪で、Yシャツからは胸がはだけている。 
・・・軽男系かよ。
井上「あぁー・・?こいつが昨日のやつ?」
「そうだよ!こいつの生意気なツラ、そこらにはいねぇから間違いねぇぜ!」
井上「ぁん?何ガンつけてんだてめぇ!
っつー顔してんな、おめー。 実際ガンつけてんだろうけどよ?」
翔「はぁ、・・・で、何のようなんすか?」
関わりたくねぇなぁ・・・どうも。
・・ちっ、周りを囲まれてるぜ。

井上「おめぇなぁ、まだ入学して2ヶ月たってねぇだろ?
そんなんで、学校生活失いたくねぇよな?怪我したくねぇよな?
だったら、胡桃ちゃんに近づくのやめろっつーの」
翔「はぁ、つまり 胡桃さんに近づくとシメるぞ って事すか」
「何、生意気な口きいてンだぁ?てめぇ1年のくせに調子こいてんじゃねーぞ?」
翔「そうですか、それはすんません。」
井上「よぉ・・・1年よぉ・・、昨日のは事故だったかもしれねぇけどよ
あんな事故が二度と起こらねぇように、二度と胡桃ちゃんに近づくなってワケ」
はっきりさせておきたい事がある。

翔「それを、何で先輩が俺に言うんですか?」
井上「胡桃ちゃんは、俺のツレ?わかる?女って意味」
翔「・・・そうなんですか」
井上「信じてねーようだなぁ?」
翔「いえ、じゃぁ俺行きますね。 人待たせてるんで」
「てめぇ待てや!」
翔「なんすか?」
井上「誓えや、もう二度と胡桃ちゃんに近づきません 
もう二度と先輩に生意気な口ききません ってな!!」
翔「いや、どっちも誓いませんけど」
井上「はぁぁぁ?おめぇ、自分の置かれてる立場わかってんのかよ!」
翔「あんたも、自分の立場 自覚してるんですか?」
井上「ざけんじゃねぇ!!」


胡桃「・・・翔君。」
来ない。
すでに昼休みに入って20分は経っているのに・・・
・・・何故だろう、何故、こんなにも寂しいのだろう。
翔君が約束を破る事なんてないはずなのに・・・。
わからない。
1分1分がとても長く・・・秒針が刻む音までもがゆっくりに聞こえる。
・・・昨日の事、やっぱり怒ってるんじゃないのかな。
あの時、私はどうかしていた・・・。
雨が、ただひたすら窓を打ちつけている。
胡桃「・・・はぁ・・」

ガラッ
翔「すまん、遅くなった」
胡桃「翔君っ!!」
私は、つい椅子を立ち上がってしまった。
・・・え?

胡桃「どうしたんだ?その傷は・・・」
翔「あぁ、ちょっと階段で転んじまってな。」
胡桃「そ・・・そうか」
彼の顔に、いくつかの傷とあざがあった。
出来たばかりらしく、まだ血も若干流れている。

胡桃「だ、大丈夫なのか?それ」
翔「ま、大丈夫だ。さて・・・と、弁当あるかい?」
胡桃「あ、あぁっ! ほら、丹精込めて作ったんだぞっ!」
翔「ほー・・・すげぇ、おいしそうだな」
確かに彼は笑っている。
・・・笑っているのに、なんでこうも切ないんだ。

翔「ん?胡桃さんは食べないのか?
まさか、先に食っちまったとか?」
胡桃「い、いや、 何をいっているんだっ!
ちゃんと一緒に食べるために・・・ほれ」
私は慌ててもうひとつの弁当箱を取り出した。
胡桃「あっ」
・・・勢いで手がすべり、その弁当箱を落としてしまう。

翔「おーっと」
椅子に座った姿勢のまま、彼が手を伸ばしてそれを受け止めている。
・・・手にも傷が・・。
胡桃「あ・・・ありがとう」
翔「ういっす、うめぇ物落とすわけにゃぁいかんよ」
胡桃「う、うん・・・」
彼の笑顔は、いつも優しい。
いつも彼の表情が冷たいからかもしれない、だから余計優しく、温かく見えるのに。
傷が・・・流れる血が・・・冷たく、悲しく見えてしまう。

翔「いただきまーす」
胡桃「いただきます・・。」
翔「うお、こりゃうめぇ・・・」
胡桃「あ、ありがとう」
彼の顔は本物だ、本当においしそうな顔をしている。
なのに・・・なんで、素直に喜べないのだろう。

彼においしいって言ってもらえて嬉しいはずなのに・・・
翔「ん?・・・この玉子焼き なんか面白い味付けだな」
胡桃「・・・」
翔「胡桃さん?」
胡桃「あっ!?あぁ、ご、ごめん・・・」
ダメだ私、このままでは私が彼の笑顔を削いでしまう。

翔「で、この玉子焼きはどんな味付けなんだ?」
胡桃「えーっと、それは ごま油を使っているんだ」
翔「ほうほう、ごま油か、こんど瑠衣かなんかに試してもらうかな」
胡桃「そ、そうだな」
・・・違う、言いたい事が言えない
ほんとは、もっと私の料理をアピールしたいのに・・・
・・・。

翔「ふー・・・ごちそーさんっと。 まさかここまで美味いとはねぇ
どーも」
胡桃「・・・・。」
翔「ん?ぜんぜん食べてないみたいだが・・・」
胡桃「あっ・・・いや、食欲がなんか沸かなくてな」
翔「ふむー、胡桃さんは食べなれてるのかわからねーっすけど
俺はこんな美味い料理残せませんぜ、さすがにもう腹いっぱいですけど」
胡桃「ん・・大丈夫、私も食べるよ・・・」
箸を伸ばす。
しかし、箸が食べ物を掴んでくれない。

翔「ま、食欲ないなら無理しないで良いと思うぞ?
胡桃さんが太ったらもったいないっすからね」
胡桃「そんなこと・・・言わないでくれ・・」
翔「む、すまねぇ。・・・どーも、慣れない事って
言うタイミングが難しいな、俺は親父でも純でもねぇからなぁ・・・」
胡桃「い、いや・・・大丈夫・・だよ」
ほんとは、すごく嬉しいのに・・・。
なんで、ありがとうも言えないの・・・私は。

わかっている、多分・・・彼の傷は
階段で転んだ傷じゃない。
転んでも、あんな傷はつかない。
あれは、強い力で殴られたり蹴られたりした時の傷
しかも、無抵抗で多方向から

でも、聞けないよ・・・。
理由なんか、聞いたら もっと彼が傷つくから・・・。

翔「ふー、それにしても、今日は雨降っちまったなぁ・・・」
胡桃「・・・そう、だな」
翔「うーむ、胡桃さんってすげーよなぁ・・・あのドア蹴破るなんてさ」
胡桃「いや・・それ、ほどでもないさ・・・」
・・・蹴り飛ばしてやりたい。
翔君を傷つけた奴ら全員を
・・・あのドアのように壊してしまいたいほどに。
けど、翔君が守ろうとしているのは 私の立場。
アイドル騒ぎを無くして、私が平和に暮らせるように努力しようとしている・・・
けど、私が奴らを蹴り飛ばしてしまったら・・・私の立場は堕ちる。
・・・そうしたら、翔君が傷ついた意味がなくなってしまう。

翔「調子、悪いのか?」
胡桃「え?あっ!? いや、大丈夫だよっ?」
翔「・・・ふむ、マジで辛かったら言ってくれ・・・っつっても
あと5分で昼休み終了か」
胡桃「もう・・・そんな、時間なのか」
ろくに会話していない。
ほんとは、たくさん話したい事があったのに・・・。
翔君はたくさん話しかけてくれたのに・・・。
私、何やってるんだろう・・・。

翔「・・さてと、胡桃さん。」
胡桃「うん・・・?」
翔「明日、晴れるといいな」
胡桃「えっ、明日?」
翔「あぁ、会長と姫にはわりぃけどな。胡桃さんの飯美味かったからっさ。
明日も食わせてもらえねぇか? 屋上で」
胡桃「あ、あぁ・・・!」
屋上なら、3年の教室の前を経由する必要はない。
だから・・・安心・・。
けど、また雨が降ったらどうなるんだろう。
・・・きっと、大丈夫だ。

翔「じゃ、俺はそろそろ教室戻るかねぇ・・・姫とかに怪しまれそうでさ
あ、その前に保健室だ」
胡桃「あぁっ!待ってくれ!私もついていくよ!」
翔「いや、胡桃さんがついてきたら・・・ほら、色々まずいだろ?
気持ちだけでも受け取っておくぜ、ありがとさん」
胡桃「そんな・・・でもっ!」
翔「胡桃さん、無理はするなよ」
胡桃「翔君・・・。」
・・・。

翔「ふぅ・・・」
バレて、ないよな。
これは俺の問題だ。
胡桃さんを悩ませるわけにはいかねぇ・・・
それにしても、やっぱりなんか調子変だったな
昨日の事、気にしてんのかなー・・・
うーむ。
さてっと、保健室まで無事にいけますよーにっと。


井上「あ、胡桃ちゃんどこいってたんだよー」
胡桃「遥と・・・ご飯食べてたょ・・・・」
井上「またかー・・・ってかいつもだよね胡桃ちゃん。
たまには俺と一緒に食べてよ」
胡桃「・・・ごめんね、今気分・・・悪いの・・・」
井上「え?じゃぁ保健室一緒に行く?」
胡桃「ぅぅん・・・大丈夫だょ、心配してくれてぁりがとね」
井上「あ、うん」
・・・保健室に行ったら、彼にまた会ってしまう。
そしたら、彼を傷つけたこいつを・・・蹴り飛ばしてしまう。
なんで・・・こいつは、私に恋なんかしてるんだよ・・・!

・・・。
「あーん?おー、一年ボーズが喧嘩でもしたのか?」
・・・なんで、保健室に作業着姿のヤンキーがいるんだよっ・・・!

翔「いや、っつーかあんたはなんすか?」
「んぁ?おめェ、俺の事しらねーってやつか?」
翔「はい」
「んぁー・・・しゃーねぇ、俺がどんな奴だか語ってやるから
そこに座れ」
指差す先は・・・
翔「ベッドっすか」
「おう、身体で語ったほうがはえーだろ?さぁ、座って脱げ」
翔「いや、脱ぎませんって」
「てめぇ・・・そんなモテ顔してるくせにノンケかよ。
かーっ! ぺっ! ったく、色気づいちまってなぁ・・・」
保健室で唾を吐くなよ、というか・・・あんた誰だよっ!

「で、黎が世話になってるな。 翔とやら」
翔「あんた誰なんだよっ!」
「おう、治療してやるからそこ座れよ」
翔「だからベッドじゃねぇか!」
「ゴタゴタうるせー奴だなおめぇ・・・
この俺様に抱かれるんだから名誉な事だと思えよ、素直に」
・・・黎・・・。
まさかこいつは・・・!?

胡桃『黎ちゃんのお兄さんだ』

・・・え、うそん。
翔「明さんさ」
明「おーう、どうした?」
翔「あ、やっぱ正解?」
明「え、正解もなにも 最初から判ってたんじゃねぇの?」
翔「いや、あの」
明「てめぇ・・・俺と愛し合った過去も忘れちまったのかよ!?
しゃぁねぇ・・・身体に聞いてやるから脱げ!」
翔「だから脱がねぇよ!」
親父とは違った変態だな、この人は。
・・・俺の身内 変態ばっかじゃねぇかよ・・・。
お、俺はちげぇよ!

明「ったく・・・ほらぁもぉ・・・喧嘩ばっかりしてお姉ちゃんに心配かけてさぁ・・・」
翔「別に、いいだろ」
明「だ~めっ、 お姉ちゃんに心配かける弟はしっかりお仕置きしない・・・と。
脱げ」
翔「だから脱がねぇよ!ちょっと変だけど治療してくれてるから乗ったけどさ!」
明「てめぇならこんな傷2秒で直せるだろ。
ニュルニュルニュルッってな?」
翔「気色悪いこと言わんで下さい」
明「うわ・・・緑色の液体が・・・うわあああ触手だああああ
きあああああああっ!!」
翔「変な妄想膨らましてんじゃねぇ!」
・・・結局、消毒して絆創膏貼るだけで1時間かかったんだけど。

ま、いいんだけどさ、合法的に1時間サボれたし。

明「よし、早退しろ」
翔「いや、だからいきなりなんなんだよっ」
明「・・・おめぇが昼休み何やったか知ってるからだ」
翔「なっ・・・」
変態とは、常に凌駕した存在なのかもしれない。

明「冗談だけどな」
前言撤回
明「ただ・・・今日ぐらいは早退しろよ。
遥に頼っとけ、俺が話しておくから」
翔「やっぱり知ってるじゃないか」
明「へっ、優しい兄ちゃんに感謝しろよ?
まー、俺もこの先の展開が気になるからな」
翔「・・・じゃ、頼みます」
最後の意味不明な言葉を無視しつつ、お言葉に甘える事にした。

明「あ、一人で帰れるよな」
翔「当たりまえだ!」

・・・雨降ってる中、一人ってちょっと切ないね。
灰色の雲が、俺の心を映しているようだった。

駆仁彦「んー、おかえりー」
翔「ただいま」
駆仁彦「なんか、元気ねぇなぁ・・・雨だからか?」
翔「・・・そうだなぁ・・・」
暇だし、親父に話してやるとするか・・・。



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