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2007.07.10 (Tue)

uoooooo 

俺「みなさん大変長らくお待たせしました!
姫ルートクライマックス うpです!」
仁「ずっとビスタの中に眠ってたもんな(」

姫ルートCriMAX
-To be forever-

【More・・・】



生まれてくる意味なんて無い物だと思っていた。

それが当然のことで、考える事も無い事だった。

しかし、理由が無ければ動けないと決め付けたのは俺自身だ。

実際に姫が俺の事を好きになった理由がわからなかったときもそうだ。

しかし、これではっきりした。

姫は・・・俺を、 いや 芹沢翔を 10年前の約束 が理由で好きになったんだ。

俺は何者でもない。

元々命すら無かった”モノ”

そう・・・それだけだ。

『君は、それでいいの?』
-良いも何も他に答えが無い。

『決まった答えが欲しいの?』
-俺に考える権利というものがあるのか?

『権利?そんなもの最初から誰にも無いでしょ
人は皆、自分勝手に生きているんだ。
けど、その自分勝手同士が共鳴しあって
人々はお互いを想い合い、傷つけ合って生きているんだよ』
-そうだな、しかし俺は人じゃない。

『そうだね、人以上の存在 といえるかもね・・・。』
-どういう事だ・・?

『存在する理由があるって事さ』
-しかし、その理由も既に失ってしまったな。

『君はもうひとつ理由があるだろう?忘れたのかい?』
-もうひとつの理由・・・。

・・・。

いい加減、私も私だと思う。
すべては私が悪い。
姫「・・・。」

そんな事はわかっている。
10年ものあいだ、自ら作り出したジンクスに囚われ続け
大事な時間を無駄に浪費してしまった。
そしてこの結果だ。

姫「・・・せーくん・・」
もう二度と呼べない彼の名前。
もう二度と聞けない彼の声。
もう二度と見えない彼の笑顔。
私が悪い。

でも・・・。

・・・。

翔「さぁ、真実の永遠を・・・君に」

ガチャッ

・・・。
家のドアの開く音がした。
誰だろう・・・。

もう誰でもいい。
彼がいてくれれば・・。

コトン、 コトン、
階段を上る音。
私の部屋へ来る気だろう・・・。
怖い。
けど、覚悟はできている。

ふたつの命を奪ってしまった罪はあるのだから・・。
ただ・・・彼にだけは言っておきたい・・。

ガチャッ

翔「やぁ、姫」
姫「・・・・やぁ」
翔「ふ、そんな顔で見ないでくれよ・・。君の切なそうな顔は見たくない」
姫「そうですね・・・私もその顔はもう二度と見たくないです」
翔「悲しいこと言うなよ、君の願いをかなえに来たんだから」
姫「私の願い?」
翔「ずーっと一緒に居たいんだろう?」
姫「えぇ、もうどうでもいい事です」
どうでも良いわけではない・・・ ずっと一緒に居たい・・・彼と。

姫「私の願いは、彼をご家族やみんなに返してください。
私のことなんてどうでもいいです」
翔「ははは、姫は強がりだなぁ」
姫「強がりでもなんでもいいです。」

彼の右手には銀色に光るナイフが握られている。
・・・確か、彼が大切にしていたナイフだ。
それで彼が何をするつもりなのかはわかっている。

翔「ま、僕の生きる意味は君に永遠を授ける事。
それを早速執行するとするよ。」
彼はベッドの上に座っている私へゆっくりと歩みよってくる。

目を見開き、腕を振り上げる彼。
・・・あの腕は確実に 彼の腕だったもの。
寂しいとき、悲しいとき やさしく抱きしめてくれた腕。

・・・せめて・・・そう、夢でもいい。
すべてが消えてしまう前に・・・。

もう一度、抱きしめて・・・せーくん・・・!



翔「これが、君のハッピーエンドレスだよ。永遠へ・・ようこそ」
シュッ

空を切り、振り下ろされる銀の閃光


・・・。

『これが真実の永遠かい?』

「そんなハッピーエンドレスを姫と描いた覚えは無いぜ?」
姫「・・・っ!?」
翔「なにっ!」

目を開いたとき、目の前に彼が二人たっていた。
そして、片方の彼がナイフを持つ腕をつかんでいた。

そう・・もう一人の彼。
その目は・・・冷たく鋭い、愛しい人の目。
「悪い、俺にも理由がもうひとつある」
翔「貴様・・っ!」
姫「せ・・せーくんっ!?」
「あぁ、せーくんだ。それ以外の名は持ってないけどな!」

”せーくん”は芹沢翔の腹を強く蹴り飛ばし、ダウンさせた。
翔「がぁっ!」
「約束したよな?姫・・・守るってな」
姫「う・・うんっ!」

宙を舞うナイフ、それを背面でキャッチするせーくん。
「ま、翔君。君がその”理由”をそこまで遂行したいなら
俺は全力で阻止させてもらうぜ。」
翔「ふざけるな・・・まがいものが!」
「まがいものは、お互い様だろ? 同じ次元での勝負だ」
翔「・・・くそっ!」

翔「死ねえええっ!」
翔は立ち上がり、大振りに殴りかかってくる。
俺には見えていた、翔の動きが。
「まさに、10年早いんだよ!」

膝蹴りでカウンターをとってナイフを持った右手を首に突き立てる。
そして、背面に回り体を拘束。
翔「がっ・・」
「あのくそ親父に教えてもらったおかげでな、お前よりもこの体の
操縦方法は知ってるつもりだぜ。」
翔「はな・・せ・・・」
「お前は台本分しか言葉を用意してないみたいだな。
俺はお袋の理想どおりの性格に作られてるんでねぇ・・・」
足を引っ掛け、床にたたきつける。

ダスンッ

翔「なぜだ・・・なぜお前は身体を・・!」
「さぁ?神様かなんかが俺の存在を許してくれたんだろう」
翔「ふざけるな!誤魔化しのためにしか存在しないのに!」
「ま、誤魔化しだろうと事実はあるしな。そうだろ?姫」
姫「はいっ!」
翔「姫は・・・姫はこれが望みなのか!?」
「教えてやろう、永遠なんて存在しない。
ずっと一緒に居る なんて保証はどこにもない。
だから、一緒に居る時間を大事にできるんだよ。」
翔「そんな・・・脆弱な・・!」
「脆弱だからこそ守るんだ。
何一つ守る事のできない物にこそ永遠とは不相応じゃないか?」
翔「・・・戯言を・・!」
姫「もう、黙ってください・・。
あなたには居て欲しくない。
せーくんも、翔君も あなたの存在なんか望んでません」
翔「僕は・・・僕は翔だ!」
姫「それなら、昔あなたに惚れた事をとことん後悔します。
そして10年前の分も含めて、せーくんを私は愛します」
翔「なぜ・・こんな不出来な男を姫は・・」
姫「それが、せーくんだからですよ」
「ま、確かに俺は翔君より良い人間じゃねぇな。
けど、いや、翔君より姫を幸せにする自信ならあるぜ。
ってことで・・・片割れは消えてもらおう」
踏みつけた翔の顔に手を乗せる。

とたんに光を放ち、消えていく翔。
翔「ぐあああぁっ!!!」
「成仏しな、亡霊さん」
・・・そして、光は弾け空に溶けた。

「理由なんて要らない、 っていうのが真実の正解だけどな。
ま、どうしても理由にこだわるなら・・。っという事だ。」
姫「せーくん・・・」
「・・・!」

後ろから抱きつかれた。
今までに無いほどの強さで・・・姫は抱きしめてくる。
「身体、冷たくなってるじゃねぇか」
姫「・・・せーくんの体温をください」
「ほいほい、ほれ、前向かせなさい」

一度姫と離れ、向かい合って抱きしめあった。
その瞬間、俺の心に安堵感が流れ込んできた。

姫「うぇ・・うぇっ・・うぇええええんっ!」
大声で泣き出す姫、こんな姫も初めてだな。
姫「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

姫「もう、こんな事できないって思ってました・・」
「なぁ、姫・・・教えてやるよ」
姫「・・はい・・?」
「そんな事、どうでもいいじゃねぇか!」
姫「え・・?」
「細かいことにこだわっていたら今の状況はキリが無い。
だから、これから幸せになればいい。それだけだ」
姫「私の事・・・」
「まぁ・・あれだ。
元彼と同姓同名だが・・・この芹沢翔と付き合ってくれるかい?」
姫「元彼もなにも・・・。
あなたが 最初で最後の私の恋人さんですっ!」

そうだ、細かい事はどうでもいい。
ただひとつ 揺ぎ無い真実があればそれでいい。
変わらない事なんてなにもないんだから
そのときは、これから二人で臨機応変に対応していこう。

抱きしめる腕に力を込めた。

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