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2007.07.02 (Mon)

くるみんみん 

俺「はい時間ない!、いくぞ!」
仁「おす!」
第19話「Lover's Hight」

【More・・・】




白井胡桃。
この街に引っ越したその日に出会った少女
隣の家の白井姉妹の姉。
そして、星見高校のアイドル。
しかし、本人は不本意で、周りへの対応に頭を悩ませていた。
何の理由だかはわからないが、胡桃さんの親友・・・この学校の
生徒会長、宮本 遥に胡桃さんの支えになれと俺に指令が下った。
そして、それを遂行していくなかで・・・・俺は・・!

翔「・・・覚悟はできてるさ」

もし、もしもだ。
胡桃さんが岩間についていったのは不本意じゃなく
本意だったら・・・胡桃さんがあいつのことを好きだったら・・。
・・・
翔「いや、無いな」
迷いを一瞬で断ち切り、階段を駆け下りた。
1号棟3階、三年の教室があるエリアだ。
前方に岩間と、肩を抱かれている胡桃さんを発見。

-もう、とまらねぇよ-

翔「胡桃さんっ!」
胡桃「ぇっ?」
二人は立ち止まった。

胡桃「か・・かけるく・・ん?どう・・し・・」
岩間「あぁ~こいつが噂の一年か?胡桃」
翔「・・・。」
無言で二人に歩み寄り、抱えてきた弁当箱を差し出す。

岩間「ぁん?」
翔「返すぜ、これ」
胡桃「・・っ!・・・う、うん・・・・。」
翔「これからも、俺に昼飯を作ってもらうために・・な」
胡桃「っ!?こ・・これから・・・も・・・・っ!」
暗雲立ち込めていた胡桃さんの顔に、光が戻る。

岩間「お、おい!てめぇ人の女に何いいくさりやがんだ!」
俺は退かない、もう、決めたんだ・・。

翔「奪いに来たんですよ」
岩間「はぁぁぁっ!?お、おい胡桃なんかいってやれよ!」
胡桃「これから・・も・・・奪いに・・・一緒・・に・・」
岩間「胡桃ぃっ!!おめぇこんなガキにっ!」
翔「お互い様だな、先輩よ」
岩間「ナマこいてんじゃねぇよ!おい!胡桃!」
胡桃「・・翔君・・・あぁ・・・そうか・・・そう・・だよな・」
胡桃さんの思考がフル回転してるのがわかる。
・・・すまない、恥ずかしくて直に言えなかったのだよ・・。

胡桃「・・・翔君」
岩間「胡桃っ!」
胡桃「それは・・・つまり、私と・・」
翔「一緒に居たい、っていう意味さ」
岩間「あああああんっ!?おいおめぇらぁっ!!」
階段の踊り場、廊下の角、教室から岩間の親衛隊がでてきた。


岩間「お、おいこの一年をたたんじまえ!」
不良「しねやあああああ!!」
翔「くっ!」
背後から羽交い絞めにされる
・・・ちっ、物騒な事は苦手なんだがな・・!

ドンッ!

胡桃「翔君」
翔「ん?」
胡桃「私も、一緒に居たいぞ」
胡桃さんの長くて細い足が俺の顔の横に伸びていた。
不良「がああああっ!!肩があ!!」
・・・え?

岩間「え・・・えっ!?」
ど、どうやら、俺を羽交い絞めにしていた男の肩を蹴り飛ばしたらしい。
その時一瞬時間がとまったかに思えた。

胡桃さんは足を下ろし
構えた。
胡桃「お前たち、運が良かったな・・。
今私はすこぶる機嫌が良いのだ・・・
私の大切な人を傷つけようとした事へ罰は・・・
痛みを感じる時間を与えん!!」
翔「出てくる場所から考えて、どっちにしろ俺を襲う算段だったんだろうな」
胡桃「・・そうなのか・・。
余計許せんな!」
いつものつぶらな瞳が、キュッとしまり鋭い瞳になった。
その目は、突き刺すような殺気を放っていて
俺までもが、死の予感を感じ取ったまでだ。

岩間「お・・おい・・く・・胡桃・・」
胡桃「お前とは破局だ、もう二度と私に近づくな」
岩間「おいお前ら!この女をどうにかし・・・」
バタンッ!
胡桃さんは微動だにしていない。
なのに、岩間は台詞を言い終わる前に崩れ落ちた。

・・・早くて見えなかったってやつか。
胡桃「煩い、少し黙ってろ」
『白井胡桃(18歳) 特技は料理 趣味も料理
現在マジギレ中 注意』
残るは不良4人、まだビビってて動けないようだが・・・。

はっと気づいたように、俺に襲い掛かってくる。
胡桃「・・・虎穴に入らずんば虎児を得ずという言葉を知ってるのか?

ゲシッ!
廊下の角から襲い掛かってきた不良をまたも一蹴して仕留める。

さすがの不良も躊躇っていたようだが、教室から出てきて、胡桃さんの背後に位置をとっていた
二人が胡桃さんに襲い掛かる。

胡桃「相手に背を向けてるということは、何らかの策があるんだよ」

目を閉じ、右手を上げて、スッと振って水平にする。
パチンッ
そして、指を鳴らした。
二人の不良は、まるで重さの無い物のように、左右に吹っ飛んだ。

胡桃「さて・・と」
もう一度目を開いた胡桃さんの瞳に、いつもの優しさは無かった。
ただ、目の前の獲物を仕留める目的だけが宿る・・狩人の目。
残るは一人、すでにその一人も戦意を喪失してるようだ。
が、しかし
俺が瞬きする間に、その一人も倒れていた。

・・・以上、不良4+ボンボン1VS胡桃の戦闘は
胡桃の圧勝に幕を閉じました。

・・・。
胡桃「・・・翔君っ!」
翔「おわっ!」
戦いが終わるやいなや、俺の首に抱きついてきた。

胡桃「ありがとう・・!ありがとう翔君・・!」
翔「く、胡桃さん・・?」
胡桃「ん・・・翔君・・・」
翔「胡桃さん・・」
そのまま、俺に少し体重を預けてきた。
それを俺は受け止める

胡桃「・・・怪我はないか?」
翔「おう、無いぜ」
胡桃「びしょびしょじゃないか・・」
翔「あぁ、胡桃さんこそ大丈夫なのか?俺こんなに濡れてるのに」
胡桃「君が風邪引かないように、こうしているのだ」
翔「また風邪引いてもしらねぇぞ」
胡桃「あぁ・・・ 翔君・・」
甘えたような声を出して、俺の名を耳元でささやく。

胡桃「私の・・一番近くにいる男性になってくれ・・」
・・・もっとも的確な告白かもしれない。
だから・・俺は
翔「その、つもりだ」
・・こう、答えるんだ。
この瞬間から、俺達の関係は変わった・・・多分、良い方向にだ。

胡桃「っ・・うっ・・・ふぁっ・・うぇっ・・・」
翔「お、おいどうした?」
潤んだ声を出しながら、顔の位置を俺の胸元に下げて押し付けた。
胡桃「ま・・ったく君って・・やつは・・ ほんとうに・・・
涙・・・でてしまうじゃ・・ない・・ひくっ・・か・・・
おかしいな・・・とまら・・ないぞ・・」
強く、強く顔を俺の胸元に押し付けてくる。

胡桃「嬉し涙なんか・・・もう流さないかと思ってたんだけ・・どな」
翔「・・・なに、悲しいこと言ってやがる」
胡桃「でも・・こうやって・・・泣かされてしまったのだ・・
うん・・この涙は・・幸せの色をしているよ・・」
翔「あぁ、良い色だ」
胡桃「翔君・・・好き・・」
直球の言葉。
女性から言われるはじめての言葉

・・・そうか・・こういう事なのか。
翔「俺も・・好きだ」
初めて知った感情、それをはっきりと相手に伝える。
こうして・・・お互いの心は通じ合う。
胡桃「・・大好き・・」

・・・。
しばらくして、胡桃さんは泣き止んだ。
しかし、俺に抱きついて甘えたままだ。
翔「胡桃さん」
胡桃「ふにー?」
翔「・・・みんな、見てるぞ」
胡桃「・・え?」
だって、3年生の教室の前ですもんね。

胡桃さんは俺から体を離し、ゆっくりと振り返った。
パチパチパチパチパチッ!
拍手喝采

「胡桃ちゃんおめでとー!」
「うおおおおこの幸せものがあああ!」
「やっぱアイドルってずるいよおお!幸せすぎじゃーん!」
「おめでとおおおおおおお!!」
胡桃「み・・みんな・・!?」
どうやら、公認カップルってやつですかい?

胡桃「ぇ・・ぇっと・・その・・ぁの・・」
翔「胡桃さん」
胡桃「は、はぃ!」
翔「もう、いいだろ?」
胡桃「ぁ・・・・お、おう!」
そうだ・・これからは無理させない、絶対に。

胡桃「逃げて、いいかい?」
「ばいばーい!イチャイチャしておいでー!」
「くっそおおお!!お前らなんかみたくねぇよ!さっそいっちまえ!
うわあああん!」
「お幸せにー!!」
胡桃「あ、ありがとう! いこう!翔君!」
翔「おわっ!?」

胡桃さんは階段に向かって走り出す、俺の手を握って。
・・・行こう・・・二人っきりの場所で・・。
ついたら・・はっきりと告白しよう・・。
胡桃さんの笑顔は、これまでにないほど輝いていた。
本当に可愛い、そう・・素直に思えた

階段を上り、屋上へ向かう
が・・・。
遥「お?」
胡桃&翔「あ」
沙耶「あら?」
・・・どうやら、それは少しお預けらしいな。
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【編集】 |  00:23 |  胡桃  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

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