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2007.06.13 (Wed)

絵なんてかけねぇよ! 

俺「絵を描いてみた」
img008.jpg

仁「どんまい!」
第5話「アイドル」

【More・・・】




ガラッ
翔「ただいまー」
瑠衣「おかえり、初日からイベントがあったみたいな顔してるね」
翔「まさにその通りなんだがな・・・」
瑠衣「珍しく疲れた顔してるじゃないか・・・ま、休みなよ」
翔「おう・・・。」
促されるままにコタツにもぐりこむ
・・・なんで、コタツなんか出てるんだろうな。

瑠衣「このほうが和むだろう?それに、冬場の出し入れがしなくて済む」
翔「非常に合理的ではあるな・・・」
瑠衣「一番のインポータントファクターはニュアンスだけどね」
翔「・・・それしかないよな、実際」
瑠衣「うむ」
翔「で・・・。」
今日の出来事を俺が話せる限り話した。
・・・。

瑠衣「そりゃ、災難だったね」
予想通りの返事
瑠衣「ま、いいんじゃないかい?イベントフルで。
この先人生に退屈しそうになさそうじゃないか」
翔「ま、今まで退屈だったからな・・・そう考えると有りかもしれねぇ」
瑠衣「うむ、ポジティブに行こう」
翔「瑠衣はなんかあったか?」
瑠衣「ないな・・・。あまり友達もできそうにない」
翔「・・・そうか」
瑠衣「ま、どうでもいい事だ」
瑠衣の場合、強がりとかじゃなくて 素でどうでもいいと思ってるんだろう。

翔「うーん・・・」
瑠衣「おやすみ・・・」
そのまま、コタツの中で眠りに落ちた。

・・・。

・・・
翔「はっ!」
・・・起きた。
すでに夜中になっているようだ。
居間の電気は消えている、瑠衣も寝たのだろう。
コタツの上にメモがおいてある。
”腹が減ったら冷蔵庫の中を見るといいよ”
・・・。

瑠衣、お前良い奴だな。

・・・。
-4月10日-
姫「ふぁあ~ おはよーございますぅ~」
玄関前に、隣の姉妹が待ってくれていた。

翔「眠そうだな」
姫「ほぇえ~? そんな事ないですよぉ~」
胡桃「昨日、疲れ切って倒れるように眠ってたからな・・・」
翔「そうなのか・・・。」
やはり、姫にとっては昨日のアレだけで十分重圧なのだろう。
それを考えると胡桃さんって・・・。

胡桃「・・・はぁ」
翔「正直、辛そうですね」
胡桃「・・・いや、大丈夫さ」
なんか、素で可哀想に思えてきた。

胡桃「さて・・・不本意だが・・。君らと一緒に居るとまずいのでな。
先に行かせてもらうぞ」
姫「ふぇ~い いってらっしゃ~い」
翔「がんばれ・・・。」
・・・。

姫「ふぇ~」
翔「・・・。」
姫「せーくん、ふにー」
翔「・・・。」
かなり寝ぼけているようだ。
姫って結構寝起き悪いほうなのかな?
・・・いや、まぁあれだけの騒ぎがあったあとだから仕方ないか。
しかし・・・。

フラフラだなぁ・・おい。
翔「姫、危ないぞ?」
姫「ほぇー?」
通学路は大して車の通りが多いわけではないが、通らないわけではない。
こりゃ、危険だな。

・・・しゃぁねぇ。
翔「姫」
姫「ふぁい?」
ベシッ

姫「きゃんっ」
食らえ、制裁チョップ!
姫「あら?あらら? せーくん、おはようございます!」
翔「おはよう、目は覚めたか?」
姫「あ、はい! あれ?せーくんがここまでおんぶしてくれてたんですか?」
翔「そのすばらしい状況判断能力を俺にくれ。」
姫「私ならあげれますけど・・・」
翔「まだ寝ぼけてるようだな」
ベシッ
・・・。

姫「で、アレから何故か3回ほどチョップを食らったわけですが」
翔「責任転嫁するんじゃないっ!」
黎「はいはい、朝からごちそうさま。 」
無事姫の意識を回復させ(一発目で回復してるんだろうけど)
教室までつれてくる事ができた。

姫「ぅぅ~ せーくんだから許せたものの・・・
頭を叩かれたあげくに、乙女の命である髪の毛をグシャグシャされたのですよ?
純とかだったら延髄突き破ってるところです」
純「人がせっかく朝の居眠りを悦しんでるところにどす黒い事いわんでください!」
黎「試す?」
純「黎さんの場合それが”can”ですから・・・。」
姫「うーんでも・・・髪の毛をグシャグシャされたって事は・・・。
マーキングされたのかな・・・私」
翔「どういう考えをすればそういう答えにたどり着けるんだ!」
姫「それは・・・乙女の絶対領域に侵入することになりますよ?」
純「絶対領域といえばこかっぶるああああっ!」
本日一発目の黎ちゃんパンチ。
・・・なんか、楽しいな こういうのって。

・・・。
放課後
翔「さて・・・見に行ってみるか」
純「何をだ?絶対領域か?更衣室なら3階だぞ」
翔「満足してるからな、大丈夫だ」
純「なっ・・・貴様・・・どんな権力(ちから)があればそうなれるんだ!?
おしえてくれ!なぁ!なぁ!」
潤んだ瞳で肩をガタガタと揺らしてきやがる。

翔「愛だ。」
純「・・・!! 愛か・・・。
そうか、僕には愛が足りなかったのか・・・。
ありがとう、翔・・・ 僕は愛を探しにいくよ・・・」
純は、愛を探して旅に出た。

黎「邪魔」
バッコーン!
・・・そして、帰らぬ人となった。

・・・。
翔「さて」
姫は黎の護衛が可能なうちに家へ帰還した。
そして俺は3年生の教室の前に居る。
・・・単独行動。
慣れてはいるが、いざとなるとけっこう臆する物だな。
まぁ・・・見るだけ見る・・か。

3年生がぞろぞろと教室からでてきた。
確か、胡桃さんは3-B
・・・。
あぁ、人だかりが一斉に動いてるわ。
「胡桃ちゃーん!今日予定あいてる??」
「おい!胡桃ちゃんは俺らと予定があるんだからな!」
「ちょっとー!今勝手に決めたんでしょ!?」
「はぁ?うっせぇな!!」
胡桃「ちょ・・ちょっとみんなゃめてょ・・・」
ま、皆自分勝手にギャアギャア騒いでいる。
そして、明らかに困っている胡桃さんが居る。

・・・・見てるだけ なんてできねぇな。

俺は考える前に足が動いていた。
翔「胡桃さん」
「ぁん?なんだこの一年」
いかにも悪そう(に見える)3年のガンつけを貰う。
しかし、いまさら退くわけにもいかない。
胡桃「どぉしましたー?」
翔「姫が、熱出しました」
胡桃「ぇっ!?・・・っ! はぃ!ぁりがとぅござぃますっ!
み、みんなごめんね;;妹が熱だしちゃったみたぃで・・」
「そうなのか・・・。じゃぁ胡桃ちゃんまたこんどな!」
「あー!妹さんもこの学校だっけ!今度見せてね!ばいばい胡桃ちゃん!」
胡桃「ぅ、ぅん!ばぃばぃみんな!」
・・・。

胡桃「ナイスガッツ」
俺は一足先に、校門で待機していた。
翔「ま、なんかほっとけなかったんですよ」
胡桃「ふふふっ、かなり嬉しかったんだぞ」
翔「まぁ、あそこでちゃんと切り返してくれた胡桃さんに感謝ですよ。こっちは」
胡桃「うむ・・・正直、マジかと思ったんだがな。
実際あの子は病弱だしなぁ」
翔「マジじゃないですよ」
胡桃「うむ、しかし・・・助けてもらえるとは・・・」
翔「助けられたこととかないんすか?」
俺達は気配を消しながら校門を出た。

胡桃「生徒会長、知ってるだろう?」
翔「あのパワフルな人か」
胡桃「あぁ、学校内で君ら以外でこういう私を知っている唯一の人間だ。
・・・親友ってやつかい?」
翔「・・・常にあの状態ってわけか・・・。
姫と黎みたいなものかな?」
胡桃「あぁ、そんな所だ。
いつもはああいう状況になったら遥が蹴散らしてくれるのだがな・・・
あいつも忙しい身となってしまったからなぁ・・・
だから今日はちょっと諦め気味だったんだ。」
翔「なるほど、俺の行動は予想外っと」
胡桃「うむ、とても良い意味で予想外だったな」
声の調子こそ冷静だが・・・顔を見る限り心底嬉しそうな顔をしている。
胡桃さんが可愛いからかどうかはわからないが、
人の嬉しそうな顔を見るのは楽しいな・・・。

胡桃「・・ん?何か私の顔についてるかい?」
翔「目と鼻と口と幸せ」
胡桃「・・・全てが大正解だな」
翔「・・・ふむ」
胡桃「ふっ、まぁ翔君。 君も嬉しそうな顔をしてるじゃないか」
翔「・・・俺が?」
どうやら、自然と笑顔が零れていたらしい。

胡桃「あぁ、最初見たときは あの親父さんからは想像できないほどの
クールな男の子かと思ったんだぞ?
でも、ちゃんと笑えるんじゃないか」
翔「うーむ、確かに俺って笑う事が少なかったな」
胡桃「そうか、じゃぁこれからはもっと笑うといいな!
君の顔はかっこいいから笑顔も素敵だ」
翔「・・・胡桃さんに言われると照れるぞ、結構」
だってあんたが可愛いからな!

胡桃「・・・でも、私はあまり自分の外見を快く思ってないのだ」
翔「・・・すまなかった」
胡桃「い、いや・・・なんていうんだろうかな・・。
ま、いいな。今は幸せな気分だから この気分を無駄にはしないぞっ」
翔「お、おう。」
そんなに嬉しい事なのだろうか・・・。
胡桃さんは終始笑顔だった。

・・・。
瑠衣「おかえ・・・どうした兄君」
翔「ん?なんか俺にあったのか?」
瑠衣「いや・・・幸せそうな顔だなと思って。
死期の接近でも感じ取ったのかい?」
翔「いや、あの」
瑠衣「ふっ・・・、いくら君のような兄でも
幸せそうな顔を見るのは何故か、妹としても嬉しい事だけどな」
翔「・・・そんなもんかね」
・・・今の俺には、まだよくわからなかった。



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