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2007.06.12 (Tue)

幼馴染とツンデレは近く、遠い物です・・・・。 

俺「早く固定ルートにいきたいですねー」
仁「ほんと、言う事なにもないよな」
第5話「Sister of Idol」

【More・・・】



嫌な予感を的中させるのは、俺の得意技だ。

「あわっあわわっ」
姫「ぶんぶーん」
・・・状況を整理しよう。

とりあえず入学式が終わって、一回クラスに移動したわけだが
廊下で騒ぎが起こり、ほかの連中も見に行ってしまったので
俺と姫も見に行ったと。
そして、姫に手をひかれ騒ぎの中心部へ入った直後
中心となっていた女生徒が、不良男子3人を数秒でフルボッコにした。
と・・・。
そして、どうやらその女生徒は姫の知り合いらしく
姫はうれしそうな笑顔で少女に抱きついている。
ついでに、純を見失った。

翔「楽しそうだな・・・」
すでに周囲の人ごみにはざわめきが起こり始めている。

姫「あっ 紹介しますね♪ 黎ちゃんでっす!」
黎「麻田 黎よ。 なんか、姫がお世話になってるみたいね」
翔「いや、むしろ俺がお世話になってますよ」
姫「せーくんですっ!れーちゃん♪」
翔「芹沢 翔だ」
黎「ほぉ・・・、そういえば純がいないわね」
翔「ん?ヤツならさっきまでそこにいたぞ」
黎「ふむ・・・あいつったら」
・・・俺たちは気づくべきだった。
この後の展開を。

「お、おい そういえばあの子・・・胡桃さんに似てね?」
「姫って言ってなかったか?胡桃さんの妹の名前って・・・」
「うん、うちのクラスだよ。苗字も同じだし・・」
『ってことはやっぱり・・』
・・・ま、そうだろうな。

翔「・・・注意しろ」
といっても遅かった。

姫「へっ?」
姫が何かとこっちに向いたその時だった。
『やっぱりだああああああ!!』
姫の存在を知ったくるみ効果の申し子達が一気に押し寄せてきた。

黎「ちょ、ちょっとなにっあんたらっ!?」
姫「きゃぁあっ!?」
「萌えええええええええっ!」
・・・アイドルのファンってのはアイドルの事を考えねぇからな。

人波は、勢いを増して中心部に到達しかけている。
・・・っていうか逃げなきゃ。
「おい!押すなよ!」
「どけええっ!!」
どんっ と背中を押されて、バランスを崩してしまった。

・・・
姫「きゃっ」
ふにっ
・・・。
黎「・・・。」
ファン一同「・・・。」
なんだろうね、このやわらかい感触は。
あぁ判ってるさ、今俺が顔をうずめてるものがなんなのか・・・
そして、この後俺がどうなるかぐらいは・・・。

姫「あららぁ~・・・」
黎「・・・。」
前から後ろから ゴゴゴゴゴゴゴゴって音が聞こえるんだけど。
・・・瑠衣、今日は俺帰れないかも。
黎&ファン一同「なにしてんのよっ!(なにしてんだ!)」

ヒュッと風が吹きぬけ・・・。
俺は両足が地面を離れるのが判った。
ブワンッ!!
廊下内に突如疾風が駆け抜け、ファン毎俺を吹き飛ばした。

・・・。
約100名が宙を舞いました。
そして・・・床にたたきつけられました。非常に痛いです。
けど、なんかちょっと幸せです。

・・・純も、飛んでる。

・・・。
とりあえず、教室へ避難
姫「もーっせーくんまでふっとばしちゃうんだからー」
翔「いや、あの状況だと懸命な判断だと思うぞ」
黎「あ、あんたわかってたの? すごいじゃない・・・」
純「ぼ、僕を吹っ飛ばしたのは懸命な判断だったんすかねぇ・・・」
姫「うーん・・・納得いかない」
翔「ま、姫。俺は大丈夫だ」
姫「あ、はいっ!」
翔「つまり、俺が姫の・・・その・・・なんだ」
純「胸に」
黎「っ!!」
バッコーン!

純「ぷしゅー・・・」
翔「に、突っ込んだのをきっかけにして、今にも姫に襲い掛かろうとしたファンを
・・・まぁ、吹っ飛ばしたわけだな」
黎「そーいう事っ」
姫「なるほどぉー せーくん!れーちゃん ありがとうございますっ!」
黎「ま、姫の世話担当は高校になっても私ね」
姫「あははー お世話になりますー」
翔「とりあえずだ・・・姫でこんな状況だと、胡桃さんは一体どうなってんだ?」
黎「あー・・。」
姫「毎日疲れて帰ってきます・・・。」
翔「辛そうだな。」
姫「まぁ・・・おねーちゃんは学校だと、アレですから」
翔「アレ?」
黎「ぶりっ子・・。」
・・・。

あの、クールな胡桃さんが?

翔「それはそれで、興味あるな」
姫「不本意ながらですけどね・・・」
黎「私達にはどうする事もできないのよねぇ」
どうやら、さっきの状況とは比べ物にならないくらい酷いらしい。

姫「といっても、もう固定メンバー化してるらしいです」
黎「一部熱狂的なファンが支配してるっていうわけね、胡桃さん本人は迷惑してるっていうのに」
・・・。
なんか、切ないな。

黎「とりあえず、姫は私が守るけど」
姫「ありがとう、れーちゃん。 ・・・うーん、妹としては複雑です・・・
やっぱりなんとかしてあげたいですからね・・・」
黎「うん・・・。
翔「・・・。」

そんな切なげな目で見るなよ、二人とも。

・・・ま、しゃぁねぇな。
翔「今度、どんな感じだか見てみる」
とたんに顔を明るくする少女二人。
翔「姫はともかく、そんなにうれしい事かい?黎さんよ。」
黎「えっ・・・まぁそりゃ、結構冷静っぽいじゃん?」
翔「まぁ、そこは売りだな」
姫「なんかちょっと、期待できちゃいますよねー」
翔「・・・そんなもんかね・・・。」
とりあえず、なし崩し的に俺のミッションが確立した気がする。
なんかのフラグだろうか・・。

・・・。
黎の護衛があったので、教室から帰路への道は安全だった。

・・・アイドルねぇ。
翔「悪くないな」
・・・また、青空に呟いた。




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