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2007.05.27 (Sun)

Jin 

ノンストップでお楽しみください。

-第4話-StartLine

【More・・・】



黎「姫がお世話になってるみたいね、これからよろしくね」
翔「と、いうか俺がお世話になってるけどな」
黎「ふぅん・・・えっと、芹沢君だっけ?」
翔「あぁ、別に名前でも一向に構わん」
黎「ま、適当にさせてもらうわ」
結構さっぱりとしてるので、この人とも付き合いやすいだろう。

姫「ぶんぶ~ん」
黎「わ、わわっ」
黎という子に抱きついたままぶんぶん揺れている姫。
気づけば俺は人だかりの中心部に居る。
そこにいれば、噂する声なんぞ聞くにたやすい。

「お、おい・・・そういえば、姫って・・」
「あぁ・・間違いねぇ・・白井・・姫だ」
「おいおい・・・こんなことしてる場合じゃねぇぞ!」
大体こんな声を聞けば、次の展開ぐらい予想できる。
噂の主はあらかた、くるみ効果の申し子だろう・・。
そんな胡桃オタク達にとって、アイドルの美しいをそのまま可愛いに変換した妹
”姫”が無邪気に遊んでるところを間近で見れてるということは、いわゆる・・・
ステージの上に乗り込めるSS席に座ってるような物だ。
ってなれば・・・

「わぁぁぁぁっ!!」
アイドルの引退宣言時に発生する歓声に匹敵する歓声が廊下に響く。
ドドドドドッ 
歓声の直後、前後左右から人の津波が押し寄せてくる。
姫「きゃぁっ!!」
黎「ちょっ!な、なにっ!?」
「姫たぁぁぁあん!」
何重もの和音が 姫コールをする。
ま、このくらいの自体は学校側も予測はしてたんだろうな・・・。
と、いつもの冷めた目線で物事をみている・・・暇は無かった。
「どけぇっ!」
翔「うおぁ!」
人の波に飲まれ、体勢を崩す。

そして波は俺の横を通り過ぎていて 核の部分へ迫る。
こういうときに頼みの綱の純は5m後方でガタガタ震えているし!

姫「助けてぇっ!せーくーん!」
キュピーン
せーくーん!せーくーん!せぇくーん!せぇく~んたすけてぇっ~
そうか・・・俺は王子様だったのか・・・。 俺は、姫を助けなければいけない!
と、催眠効果を持つ 姫の萌えヴォイスが俺の脳を穿った。

翔「待ってろ!」
俺はマッハで体勢を立て直し、人ごみを突っ込む。
そして、暗闇の中で見つけた一本の光
それは白く細い少女の腕。
僕はその光を掴もうと腕を伸ばしたのだ・・が。

ブォン!
翔「ぐぁっ!」
鋭い旋風が俺の腹を突き上げる。
宙に舞う俺とオタク達。
映画を見ているかのように、意識がスローになった。
2秒間滞空。 その時見た、黎という子の右手が緑色の輝きを放っているのを。
黎「汚い手で姫に触るんじゃないわよ!」

バタンッ!
オタク達ともに床にたたきつけられる俺。
おなかとせなかとあたまが痛い。
俺にはあの緑色の輝きがなんだかわかる、しかし考える余裕もないぐらい痛い。
ダメージが大きかったのか、立ち上がれないし・・・。
数秒の静寂が流れ・・・。

「きゃぁぁぁっっ!」
悲鳴・・・・ いや、歓声だ。
ドドドドドッ! 
もう一度足音が響いてくる。

「すっごーい!ちょーかっこいいじゃん!」
「ねぇねぇ!あなた名前なんていうの??」
「まじ惚れちゃう~!」
また姫と黎のまわりにまた人ごみが出来る。
「人ごみ:原材料 女子 黎 姫」
黎「あ、ちょ、ちょっと!?」
黄色い声が頭をガンガン打つ・・・あー頭痛い。

それにしても・・・どうなってんだ?
体を起こし、考える。

翔「まずだ・・黎って子となんか不良が言い争ってて、その不良が一瞬で黎にやられて
その後黎に姫が抱きついて・・・その光景を見たオタクが興奮して、姫に押し寄せたと。
で、助けようとした俺ごと黎って子はふっとばした・・と。
その光景を見た女子が興奮して黎に押し寄せた・・と うーむ・・」
よし、まったくわからない。

ゲスッ
翔「ぐぇっ」
「邪魔よ!」
そこら辺の女の子に足蹴にされた。
周りを見渡せば、顔の原型をとどめてない奴もいる。
とりあえず、もう一度蹴りを食らう前に純の所へ逃げこむとしよう。

翔「な・・なんだあの子は」
純「麻田・・黎 っていってな、俺がどうがんばっても勝てない相手だ」
翔「魔法使いか?」
純「そうだな。」
翔「姫と仲がいいみたいだな」
純「あぁ、小学校のころは俺と黎と姫でつるんでたからな・・・といっても俺は
黎にパシられていただけだがな・・・」
翔「お前はパシられて当然なわけだが・・・っつーか大変そうだな」
質問攻めを受けている二人が可哀想だ

翔「助けてあげられないものか・・」
純「・・・下手に黎と目を合わすのが怖いんだよな。俺は」
翔「黎さん!ここに純が居るぞ!」
純「ちょ、ちょっとまってくれ!」
こうすればなんとかなる・・と考えた俺が馬鹿だった。

「じゅ・・・純ですって!?」
「純ってあの・・・?」
「まじ!?この学校来たんだ!」
「やっば!みなきゃ!」
「って!今叫んだ人もかなりかっこよくない?」
「ほんとだ!すっごーい!」
振り向いたのは、違う女の子達でした。
人ごみ丸ごと回れ右・・・

嫌な予感がするよママン。
舞「自業自得よ、翔」
あはは・・死んだはずの母さんの声が聞こえる。
もうそろそろ会えるね、母さん。

ドドドドドドッ
来た、恐竜の大群がこっちへ・・。
さらに踏まれるオタク達。
純「なぁ・・・相棒、死ぬ前に思い残す事はないか?」
翔「恐竜が・・姫みたいに可愛けりゃよかったな・・」
純「・・・皆ティラノサウルスだな]
大群はすでに目と鼻の先に迫っていた。
その時、純が俺の前に立ち両手を広げる、

純「さぁ!俺の胸に飛び込んでこい!」
こういうとき、純が素直にかっこいい。
けどやっぱり、弄りたくなる。
翔「純、ごめん」
そっと・・・純の背中を押してやった。
純「まじすかっ!?」

とりあえず・・・姫達のところ行こう。
・・・。

姫「せーくん・・・大丈夫?」
翔「おう」
すでに人ごみは輪となり、脱出する道はなかった。

黎「さっきはごめんね・・・痛かったでしょ」
姫「もーっ れーちゃん せーくんごとふっ飛ばしちゃうんだからぁっ」
黎「でも、あそこで躊躇ってたら私達純みたいになってたわよ」
翔「ま、仕方が無いことだ。 それにしても、よくあの状況で」
黎「慣れよ」
翔「百戦錬磨っすか・・・」
ほんと、さっぱりしてんなぁ・・
・・・。
キーンコーンカーンコーン 
予鈴が鳴り、いくらなんでも他の人たちも教室へ入る。
俺達も席に座る。

隣には、いつもの元気の欠片もない純の抜け殻があった。
翔「モテるって嫌だな」
純「俺が飛び込んでしまったじゃないか」
翔「本望だろ?」
純「胸がでかいのはいいが腹もでけぇ・・・」
翔「弾力があるな」
頬には恐竜のキスマークがついていた。

しばらくして、教師が教室に入ってきてこう告げる。
教師「それでは、これより入学式を始めるので、皆さん廊下に並んでください」
・・・・。

校長「えー、皆さんは見事、倍率1,65倍を突破し本校に入学したわけですが・・・」
1.65倍、くるみ効果だ。
ま、校長の話なんてどこいっても乾燥無味なもので、聞いてて眠くなる。

司会「それでは、生徒会長の言葉です。」
生徒会長 らしき女生徒が壇上にあがる。
凛々しいながらも元気な笑顔でマイクを持つ。
胡桃先輩とはまた違った次元で可愛いんじゃないか・・・?あの人

「えーっと、星月高校生徒会長 宮本遥でっす」
元気な声がスピーカーから聞こえる。
遥「とりあえず、新入生、および在校生に 新年度を迎えるにあたって確認しておきたい事があります」
ん?なんだ、なんか重要な事でもあるのか。

遥「胡桃はアタシのだからね!」

シィーン
遥「以上! 胡桃目当てで入学した馬鹿も居るみたいだけど、胡桃に近づきたいなら鉄壁金城、
無敵のバリアーを越えなきゃならないって事を重々承知するように! もっとも無理な話だけどね!」

といってマイクを床にたたきつける。

いいのか・・・この生徒会長・・・。

純「か・・・感動した」
馬鹿が居た。

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