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2007.04.30 (Mon)

断罪 

俺「ふー・・・」
純「お前、胡桃編のネタばっかり考えてやがるな」
俺「胡桃さんかっこよすぎwww」
父「はぁ・・・で、いい加減リアルの恋は捨てたのか?」
俺「なにをwww 
まぁ、捨てちゃぁいませんが、希望の光はないですよ」
純「わかってるなら捨てろ!」
俺「ほら、恋してたほうが仕事ははかどるといいましょうか」
父「結果的に逆だけどな」
俺「うーむ・・。」

第16話「相殺」

【More・・・】



-9月7日-(火)

翔「・・いくか・・」
今日は綺麗に晴れて、まだ夏の暖かさが残るというのか・・。
いわゆる、残暑だな。

今日こそ・・という思いを胸に秘めてドアを開けた。

翔「・・・。」
家の前には誰も居ない。
おかしい、時間はいつもどおりなはずだ。
翔「黎のやろう・・」

つまり試練・・ということなのか、黎が気を利かせたのか・・。
俺が後に退けなくするためなのか・・・。
とりあえず、今のところ誰もいない事実は把握できた。

翔「しょうがない」
姫を迎えにいこう。
といっても足が重い・・・くそう。
しかしこれで行かなければ、後でぶっ殺されそうだしな。

いや・・・そうじゃない。
ぶっ殺されるよりももっと酷いことになるな・・。
・・・何を・・。

翔「ったく」
気づけば俺は姫の家の呼び鈴を押していた。

ぴーんぽーん♪
・・・。

反応なし。
一応これインターフォンついてるよな。
翔「うーむ」
ぴーんぽーん♪

・・・。
反応なし。
姫の家に車がないので、両親は出払ってるのだろう。

・・え?俺置いてかれた?
さすがにそれはショックがでかい。
はっはっは、お日様も笑ってるぜ!

翔「くそう・・。」
ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン
ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン
翔「・・・。」

俺は何をやっているのだろう。
ガチャッ
インターフォンの向こうから音が聞こえる。
『・・けほっ・はぃ・・』
いまにも消えてしまいそうな弱々しい声。
声の主はわかった。
・・・その声を聞いた途端、俺の葛藤なんてどうでもよかった。

翔「姫か!?」
『っ!?・・せーく・・』
翔「悪い、無理させちまった。上がるけど大丈夫か?」
『・・えっ・・けほんっけほんっ!!』
こりゃ、重症だな。

俺は間髪いれずに、姫の家のドアを開け放った。
そしてマッハで靴を脱いでインターホンがあると思われるリビングへ駆け込む。

翔「姫っ!」
姫「・・・・」
そこに・・・受話器をもったまま、床に汗だくで床にへたり混む姫の姿があった。

翔「ちっ!」
頭で考える前に姫の身体を抱き上げて、姫の部屋まで運んだ。

・・・。

姫「・・ごめんなさい・・」
姫をベッドに寝かせた俺は、前のように姫の頭を撫でる。

姫「また・・迷惑かけちゃいました・・」
翔「いや、いいさ。俺も色々と悪かった」
姫「いえ、せーくんは悪くないです・・。私が情けないだけで・・」
翔「俺も情けない男だ。 おあいこだな」
姫「・・っ・・」
姫は目を閉じて、静かに涙を流し出す。

姫「安心し・・ました・・うれしっ・・です、も・・・だめ・・かと・・
おもってましたから・・」
翔「・・・なぁ姫」
姫「・・はい・・」
翔「あの写真・・いいか?」
姫「え・・あ、はい」
俺は立ち上がって、戸棚に置いてある倒れた写真立てを持ち上げる。

翔「良い顔してやがるな」
姫「・・せーくんだって負けてませんよ・・」
翔「俺は、この人がどんな人だか知らないけど。
いつか、この人の事を忘れられるくらいにお前を幸せにしてやる・・」
自分で言ってて顔から火が出そうだったが、仕方ない。

姫「・・・お願い・・します・・」
翔「あぁ」
姫「私・・だって、その人の事、忘れてしまいたいから・・・
私には・・・貴方がいるって・・・」
翔「っと、あまり無理するなよ?」
姫「そう・・ですね・・、もっと話したい事はありますけど・・
今日は休みます・・。」
翔「あぁそうだな、じゃ今日もまたここに居るぜ」
どうせ、学校いっても姫と一緒に来てないとなんたら言われそうだしな。

姫「学校・・いいんですか?」
翔「不良の俺に何を言われても・・」
姫「くすっ、私が彼女で良かったですね・・・」
翔「何故だ?」
姫「何かとばっちりを受けたら、私を盾に出来ますから・・・」
翔「はっ、 そんな事で頼るほど情けなくないわ。
ま、違う事で頼るかもしれねぇけどな」
姫「どーぞ・・・ご自由にお使いください♪」
翔「ま、今日は休めよ?」
姫「・・はい・・。
あ・・私・・冬が近くなってくると病気がちになりますけど・・」
翔「あぁ、全然大丈夫だ」
姫「はい・・・・」
姫は安心したように、ゆっくり目を閉じた。

と、いうことで今日も姫の家で看病。
とりあえず水とかとってくるか・・・。

・・・。
部屋に戻るころには、姫は静かな寝息を立てていた。
しっかし、姫の寝顔見てると眠くなるんだよな・・・。

あかん、あかんで俺。
姫「すーっすー・・」
翔「・・・・」

睡魔に負けた。
・・・。

胡桃「またか・・・」
翔「うおっ」
上からの声に起こされたと思えば、ドアを開けて呆れ顔で立っている胡桃さんが・・。

しかも角度的にスカートの中が見える!
胡桃「・・・姫の寝顔には催眠効果でもあるのか?」
翔「見ればわかりますよ」
俺は華麗な(自称)ネックスプリングで飛び起きた。

胡桃「ふむ・・幸せそうな寝顔だな」
翔「確かに」
胡桃「ここに君が居るってことは、仲直りできたようだな」
翔「そういう事になるのかな?ま、そういう事にしておきます」
胡桃「ふむふむ、それはよかった。
妹の悩む姿は見ていて気持ち良い物じゃないしな」
翔「ぐっ・・」
胡桃「む・・すまん。言葉には気をつける」
翔「いや、そのくらい言われる筋合いはありますよ」
皮肉ではなく無意識だったのか・・・。

なんだかんだいって、胡桃さんには嫌われたくない。
胡桃「ん?」
さっきの写真立てに気づいたのだろうか

胡桃「なんだ・・・この写真」
翔「あれ?知らなかったんですか?」
胡桃「うむ、この女の子は明らかに姫だろうな・・しかしこの男は・・」
翔「胡桃さん、ご存知じゃ・・」
胡桃「いや、この子が小さいときはあまり仲良くなかったからな。
というか・・姫は近所の子と遊んでばっかりだったな・・。
この子は近所の子か?」
翔「そうだと思いますけど・・」
胡桃「・・・ん? おかしいな・・」
翔「どうしたんっす?」
首をかしげて 俺の顔と写真を見比べている。

胡桃「これ、君か?」
翔「へっ?」
呆気に取られてしまった。
胡桃「いや・・・雰囲気こそ違うんだが、パーツとかがそっくりだ」
翔「俺ってそんな顔でしたっけ」
胡桃「うーむ・・・。」
バッグから手鏡を取り出した。さすが女の子!

胡桃「見比べてみてくれ」
翔「ふむ・・・」
写真の子と俺の顔を見比べる。

翔「・・・」
胡桃「どうだ?」
翔「・・・若干」
胡桃「だろ?けど、目が違うな」
翔「確かに、こんな優しい目じゃないな俺は」
胡桃「うーむ・・まさか君は双子でもいるのか?」
翔「いや・・兄弟は瑠衣しかいない・・はず」
胡桃「はず?」
翔「俺、10年より前の記憶が全部なくなってるんですよ」
胡桃「ふむ・・・そうか・・。」
あ、口が滑った。
ま、胡桃さんだからいいか・・・

胡桃「この人の話題は聞いたことないな・・・いつも姫の口からは
せーくんの名前だけだ」

姫「・・・せーくん・・・」

胡桃「寝言でもな」
翔「普通、寝言って結構浮気相手の名前とかでますよね」
胡桃「だなぁ・・」

それからは二人で姫の寝言観察をした。

多少(というかかなり)卑猥な発言も出たが、そこは無視するとしよう。

・・結果、俺の名前しかでなかった。
胡桃「うーむ・・・」
しかし、この人は

姫『おねーちゃん・・えっち・・・』
という寝言に頭を悩ませていた。




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