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2007.04.14 (Sat)

一滴 

申し訳ないので本編だけを。

第5話「亡霊」

【More・・・】



父「それにしてもさー」
結局瑠衣が夕飯を作っている。 だらしがないぞ親父(俺もだが)

父「俺にはわからねぇな」
翔「何がだ」
父「人を蹴落としてでも上にあがろうとする精神だ」
翔「それはだな、自分に能力が無いからだ」
父「能力が無い割りに向上心が高いってか?」
翔「そういうのが日本にはいっぱいだな、自分が上がれ無ければ
人を落とすしかないだろう」
父「だなぁ・・その様子だと、お前この3ヶ月でそういう人間に絡まれたのか」
親父も冷めてるところがあるので、純とは違った話しやすい人間だ。
・・・家族というより、友達みたいだな。

瑠衣「姫君のファン騒動だね」
父「女か!」
翔「まぁな・・・」
父「姫なぁ・・・あの子、ずっと楽しみにしてたんだぜ?
お前が引っ越してくるのを」
結局姫の話題に戻ってしまったじゃないか。
しかし、楽しみにしていたとはどういう事だろう。

父「まぁ、お隣さんだったしさー すっごい親切なんだよあそこんち。
俺が めしつくるのかったりーなー とか思ってる日に限って
飲みに誘ってくれるんだよねー」
翔「お前、頼ってたのかよ・・・」
父「若干な」
親父がとことん情けないです
瑠衣「情けないぞ、父君」
父「でーたー でましたっ! てってれー」
もう一発ぶん殴ってやろうか。

父「でな、酔った勢いか何かで娘さんたちにお前の事話ちまってなぁ」
翔「どんな事だ」
父「性格悪くて友達すらできねぇから、仲良くしてやってくれ。 ってな
そしたら胡桃ねーちんはクールに了解してくれたんだが
姫たんは ”はいっ!がんばりまっす”ってな」
・・・それが原因で姫は俺に尽くしてくれるんじゃねぇのか?それ
父「感謝しろよ?」
・・なんかむかつくので殴りました。
・・・。
姫「くしゅんっ う~~」
胡桃「また風邪か?」
姫「んー でも今日はせーくんにいっぱい暖めてもらったから・・・」
胡桃「悲しくなるからそういう嫌がらせはやめてくれ・・・
で、風邪じゃないよな?さっきからくしゃみしてるけど」
姫「うーん・・・誰かが私の噂してるのかなー せーくんだったり♪」
胡桃「10回以上してるじゃないか」
姫「もーせーくんったらー☆」
胡桃「・・・(妹の病気を治してやってくれ、翔君)」
・・・。

姫・・・か、 どーも考えちまうな。
キスまでしちまったし・・・いやさらに深いのもしちまったしな。
手を繋いでも違和感が無かった。
・・・ん?
翔「あそこ・・・」
姫に近づくにあたって、もっと姫を事を知っていくだろう。
欠点(極度に少なそうだが)、趣味や嫌いな物・・・・
全てを知るべきではない、しかし・・・アレだけは知りたい。

あの・・・大通りの花瓶を・・・。

父「ん?夜遊びか?気をつけていけよ」
翔「あぁ、ちょっといってくるぜ」
瑠衣「浮気なんかしたら死ぬぞ」
・・・それは事実かもな。

家を出て大通りの方へ向かう。
姫「せーくーん?」
頭の斜め上から呼び止められる。
ベランダから姫が顔を出している
翔「ん?」
姫「どこいくんですかー?」
さすがに正直には言えない。
翔「ちょっと、行く所があってな。」
姫「え・・・?」
少し困った顔をしているな、いったい何だろう。
翔「大丈夫だ、そんな危ない場所とかじゃねぇから」
姫「・・・うん、 いってらっしゃい」
翔「おう、すぐ戻るぜ」
姫「・・・戻って・・きてくださいね・・」
どうも・・・まだ恐れているのだろうな。

ま、大通りは車の通りが多いから気をつけないと。

・・・。
・・・・。
翔「ついた。」
大通り、横断歩道の横に置いてある小さな花瓶。
花が変わっている、姫が入れ替えた物なのだろう。
翔「・・・多分」
ここで亡くなった人ってのが、 姫の大切な人 だろう。
翔「ちっ」
それが男であるのだろうか、とかそんな余計な事を考えてしまう。
・・・。

翔「ぐぁっ!?」
強烈な閃光が俺の脳内を駆け抜ける。
翔「ちっ・・またか」
この前も同じような症状の後、俺の記憶は途切れた。
翔「くそお!」
・・どうやらここには何かがあるらしい。 いまさらだがメルヘンな事だって予測しないとこの街じゃ通用しない。

痛みは続いている。
翔「なん・・・だ・・」
閉じた目の裏に、投影されるように ある光景が浮かんでくる。

雪だ・・・。
この大通りに雪が降り出した。
きっと、俺の幻覚だろう。
雪は降り続き、早送りしてるかのように道に、建物に、街頭に積もっていく。
翔「・・・?」
誰も居ない大通りの反対車線に小さな少女が立っていた。

その少女は俺を見つけるなり、手を振っている。
翔「俺が、見えてるのか?」
そして少女は両手を口にあわせ、メガホンみたいにして・・・

「せーくんっ!」

翔「ぐはぁっ!」
頭の痛みが引き、俺は現実世界へ戻される。
翔「・・・気を失わずに済んだな・・・倒れてるの姫に見つかりでも
したら・・・うーむ」
見た光景の記憶が消しゴムで消されるように消えていく。
真っ白な雪だけを残して。

「大丈夫ですか?」 背後から声がする。
うずくまっていれば、街行く人達も声をかけてくれるものだろう。
翔「大丈夫に・・なりました。」
といいながら振り向く。
あれ?居ないぞ。
翔「あれ?」
沙耶「・・・2度目ですよ・・」
翔「純粋に見えなかったのだ」
沙耶「・・・その調子だと大丈夫そうですね!」
翔「まぁな、で買い物か?あんた」
沙耶「そーですよっ 私は一人暮らししてるんですっ
ですからー 食材を切らしちゃうと本当にアレなんですよー?
金の無い身で外食なんかしたらそれこそ、食材買えなくなっちゃいますけどっ
バイトはしてる身ですが、携帯代とか食材代とかでかなりギリギリなんですよー」
翔「一人暮らし? 小学校に忍び込んでいるのか?」
沙耶「そんな不良みたいな事はしません!
でもうちの高校って侵入しても大丈夫そうですよねー
なんか、かなり警備とか甘いですものー♪
風紀委員の人がサボってるからですね!」
そんなんでいいのか?次期生徒会長・・・もとい、生徒会長がアレ(遥)だし。

沙耶「でも文化祭は楽しいですよ?とくに荒れる事もないですしー」
翔「そういえば、そんなイベントもあるんだっけな」
沙耶「10月に開催です!
オープニングイベントは 各クラスによる出し物大会が開催されます!
クラスによって異なりますが、寸劇やダンス等どのクラスもハイクオリティな演出でイベントを盛り上げてくれます!
まーでも 去年のヒットは胡桃先輩のショーですね!」
翔「・・・ま、アイドルだしな」
沙耶「容姿端麗、スポーツ万能、頭脳明晰、人当たりの良い喋り方で
歌も上手いと来た・・・私のあこがれる人ですよー」
この人は本当の胡桃さんを知らないのだろう。
翔「会長じゃないのか?」
沙耶「会長さんはですねー・・いつも胡桃さんと一緒に居るから嫉妬ですー!
だって胡桃さん、遥さんにだけ私達には見せない笑顔を見せるんですよ?
それに喋り方も遥さんに対してだけ違うしー、でもアレが本当の胡桃さんなんじゃないかなーって思いますぅ
ま、会長も好きですよ?」
なんだ、知ってるんじゃん。

小さな少女はメモを取り出した。
沙耶「星月高校No,1アイドル、 白井 胡桃・・・ 
知らない人は居ない、しかし!謎の多い美少女!
生徒会長や芹沢翔との関係はどうなっているのか!?」
翔「あん?」
沙耶「あら?」
翔「なんだそのメモはっ!」
沙耶「私ですね、校内新聞部員なんですよー
それで、学校内の最近のニュースを載せてるんです!」
翔「新聞、というより 週刊誌じゃねーか」
沙耶「この前胡桃先輩の水着写真を載せたら新聞を取り合っての騒ぎで
救急車来ましたよ」
胡桃さんも依頼に乗るなよ・・・。

沙耶「それで、芹沢君は胡桃先輩の妹の姫さんと コレじゃないですか?」
指でハートマークを作っている、ちっこいクセに生意気に・・・。
翔「まぁ、他人から見ればそうだろうな。」
沙耶「それでー しかもお隣さんじゃないですか?それなら
否応でも胡桃先輩となんらかの接触をするはずです!」
翔「まぁな・・・」
これ、下手な事いったら殺されそうだ。

翔「ま、殺されるからやめておくよ」
沙耶「つまり!芹沢君も会長と同じように胡桃先輩に話してもらえてるんですね!?
あーあー 芹沢君、明日から危険ですよ」
翔「・・・あのな?」
沙耶「じょーだんです! このことは私の胸のうちにしまっておきますからご安心を!
でもいーなー 胡桃先輩にああやって接してもらえるんだー」
翔「でも、胡桃さんは極力表に出してないだろ?」
沙耶「生徒会室によく来ますからー でも胡桃さん頭いいですよねー
本当に」
翔「うむ、頭いいし。 あのクールなほうが俺は可愛いと思うぞ」
沙耶「お?爆弾発言?? 姫だけじゃ飽き足らず、姉にまで手を出すのですか!?」
翔「踏み潰されてぇのか?」
沙耶「あははは・・・芹沢君の脚長いですからね・・かかと落としとか
冗談にならなそうですね!
まぁ・・・生徒会のほうへ助言はくれたりするんですがー
やっぱりクールな胡桃さんと1:1で喋ってみたいじゃないですか?」
翔「普通に接すればいいと思うけどな・・・」
沙耶「高嶺の花なんですよー! そう気安く話しかけられませんっ」
翔「ふーん」
よくわからないが、自分のしてることはすごい事らしかった。

沙耶「って!あまり長話してると食材が・・・!私は帰りますね!」
翔「俺もかえらねぇとな、姫が心配してやがると思うし」
沙耶「あはははーさすがお隣さん♪」
小さな少女は買い物袋を抱えて走っていった。
俺も来た道を引き返すとしよう。

・・・。
うわーまだベランダに居るよあの子
姫「・・・」
翔「ただいまー」
姫「っ!  おかえりなさーい♪」
一瞬で明るい顔になったな・・・しかし、罪悪感を感じるじゃねぇか。

翔「事故とかには遭ってないぞ」
姫「はいっ!よかったよかった・・・」
翔「あ、そうそう胡桃さんに 生徒会の子が胡桃さんと話したがってるって伝えてくれ」
胡桃「伝えずとも姫の背後に居るぞ」
うお、身長がほとんど同じだからみえねぇ
胡桃「生徒会? 誰だろうか」
翔「次期生徒会長候補 わかるか?」
胡桃「あぁ あの可愛い子か、遥のお気に入りだな」
あの野郎・・・お気に入りって何してんだろうな・・。

胡桃「ぬいぐるみみたいに ぎゅー ってやってるな
そのたびにあの子は きゅー っていってるけどな」
翔「おいおい・・・」
胡桃「どんな用件だ?また水着の話かな」
翔「いや、クールな胡桃さんと話したいんだってさ」
姫「あれ?って事は出先でその人と逢ってたの?」
翔「いやいや偶然だ、大通りでばったりな」
姫「ぶー」
胡桃「ふむ・・・変わった趣味の子なんだな。」
翔「俺はそっちの胡桃さんのほうが可愛いと思うけど」
姫「せーくん?」
胡桃「・・・(妹に殺されるぞ・・・)」
翔「・・・・(あ、あははははは・・)」
目で会話

姫「でもいいもーん おねーちゃんに負けないもんね!」
胡桃「素直に勝利を譲ります」
翔「さて、とりあえず俺は家に戻るぜ」
姉妹「はーい(うむ)」

ふう・・・
父「おかえり マイ サン」
翔「・・・。」

何故に全裸。

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